初めて料理を作る方はもちろん、ベテランの主婦の方でも案外知っているようで知らないことがいっぱいあります。
ほんのちょっとしたコツが料理の腕前をうんとアップさせます。
そんなお得な知恵の数々を知ることによって、今まで以上にお料理が楽しく上手になるでしょう。
下ごしらえ編①
●手はかり、目ばかりに慣れる
これは料理の時に、計量カップや計量スプーンを使わないで、自分の指先や目を使って、大体の量測る大変便利なやり方です。
計量器に比べて不正確と思いがちですが、人の指先のひとつまみや手のひらに乗せて感じる重みなどは、意外にばらつきがなく安定しています。
自分の指や目を使って感覚などを覚えておくと、お料理に時間がかからず、どこでもいつでも使えるので、昔の人はこのようなやり方で手早く料理を作ってました。
例)塩小さじ8分の1 親指と人差し指の二本指でひとつまみした分
塩小さじ4分の1 親指、人差し指、中指の3本分でひとつまみした分
塩大さじ1 片手で塩を一握りしてから、小指と薬指を開いて残った分
手のひら山一杯乗せた量 およそ100グラム
味噌15グラム 親指と人差し指で作った梅干し大の大きさ
おたまいっぱい分 およそ100CC
Mサイズの卵 60グラム
●キノコ類は洗いすぎてはいけない
キノコ類は洗いすぎると形が崩れたり、香りがなくなってしまったりします。
洗う前に固く絞った布巾などで汚れを落としてから、塩の効果を利用して塩水でさっと洗うだけで汚れは十分に落ちます。
どのキノコも石づきをとってから洗うこと。
えのきは根本を切り落としたら束ねるように持ち、水の中で振り洗いします。
マッシュルームは濡れ布巾で拭くだけで充分です。
●計量器で粉類や液体物を測るときの注意点
粉類は正確に測るには秤を使った方が良いですが、計量カップや計量スプーンを使う場合は、軽くすくって計るようにします。
詰め込みすぎると分量が正確でなくなるなど、入れ方次第でだいぶ誤差が出てきますので注意しましょう。
また油のような粘液質の液体は、計量カップや計量スプーンに付着するので、粉類を測った後に続けて計ると、実際の必要量より少なくなったりしますので、この点も注意しましょう。